いきなり隣市の町田と境川ダービー――。昨年、JFL昇格を決めた地元サッカークラブ・SC相模原のホーム初戦(第2節・3月16日(土))の相手は、FC町田ゼルビアに決まった。市立麻溝公園競技場で午後1時キックオフ。新加入選手も合流し、2013年をスタートさせた相模原。JFLの覇権争いで主導権を握るためにも、まずは制しておきたい重要な一戦となった。
相手にとって、不足なし。相模原の選手たちは昨年暮れ、第2節・ホーム初戦で町田を迎え撃つことを知った。隣り合う市のチーム同士の対決とあって、選手たちも来たる境川ダービーを喜んでいたという。チームは、今年9日から始動した。全体ミーティングで昨年から引き続きチームスローガン「共に育ち、共に戦う」を確認し、昇格元年の戦いに向けて実践を多く取り入れたトレーニングを積んでいる。2月にはジェフ千葉、栃木SCとのテストマッチも控える。
今年も木村哲昌監督が指揮を執る。選手たちに求めるのは、こちらも昨年に引き続き「人間力」。木村監督はこれまで「サッカー選手である前に、一人の人間」と選手たちに説き、ピッチの内外で貢献できるチームづくりにも取り組んできた。戦術は「守備から攻撃へのスムーズな展開と90分全力で」。選手個人のスキル、体力の向上が当面の課題。補強の新加入選手を交え、チームとしての底上げと成熟度アップをめざしていく。目標はあくまで優勝。「昇格、即優勝をめざして戦います」と木村監督。ファン拡大はもとより、チームに勢いをつけるためにも、町田とのダービーで勝利をつかみたいところだ。
ホーム初戦は、競技場の内外でお祭りムードとなる。チーム関係者によると、子ども連れのファンが多いことから、家族向けのイベントを計画中。出店も多数並ぶという。勝利とともに、ファンに夢を与える試合に期待が高まる。
今季FC町田ゼルビアの新監督を務める秋田豊監督の話「両クラブの対戦は、地域の皆さんが非常に楽しみにしていると思います。町田らしく戦い、勝利をサポーターの皆さんに届けたいです」
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