清新小前の国道16号 自転車道整備で安全確保 地元要請受け工事前倒し
国道16号線の自転車道整備を進める国土交通省関東地方整備局相武国道事務所はこのほど、国道16号線の清新2丁目交差点から清新交差点までの190m区間の自転車道を2014年度中に前倒しして整備する方針を地元自治会へ伝えた。
当初は2月に着工した相模原駅入口交差点から清新2丁目交差点までの延長410mについて2014年度中に整備を行い、その先の清新交差点までの区間は15年度以降に持ち越される予定だった。しかし、1月の地元説明会において、清新2丁目交差点から清新交差点までの区間が清新小学校に通う児童の通学路となっていることから、早期の整備を求める地元の声が強く、今回の決定となった。
清新地区自治会連合会の田代明寛会長は「(対象の区間は)猛スピードで走り去る自転車も多く、児童との接触を危惧する声があがっていた。路上駐車が多い側道をつぶして、自転車道の整備を行う計画のため、見通しもよくなるはず」と期待する。
同駅周辺の国道16号線の自転車道整備においては、2010年度に相模原警察署前交差点から相模原駅入口までを先行して整備した。同事務所によれば、自動車と自転車の接触事故が同区間で整備前の06・07年は計13件だったのに対し、整備後の12・13年は5件まで減少したという。
同事務所では相模原警察署前交差点から鹿沼台交差点までの区間1・2Kmについても15年度以降に自転車道整備を予定している。
自転車道
市は来年度に計画策定
県道および市道を管理する相模原市でも2014年度中に新たな自転車道や自転車レーンの設置に向けた計画をまとめる方針。
現在、市内の(主に平坦地の)県道・市道を対象に通行環境や導入した場合の効果などをコンサルに委託し調査中。その結果をもとに庁内で協議に入る。
すでに相模原駅南口周辺の県道や市道の一部では、自転車専用レーンの整備が完了している。担当の市土木政策課は「相模原署から交通事故が減ったと聞いている」と導入後の効果について話す。一方で、商店への搬入などで、自転車レーンに路駐する車が多く見受けられるという課題もある。しかし、「(搬入など必要不可欠で)短時間の路駐は致し方ない。取り締まるのも難しい」と話す。
そのため、道路の幅員や構造、周辺の環境を踏まえ、「どの路線に導入すべきか」「最適な整備手法は何か」など、慎重に協議を行い、安全で快適な歩行者および自転車通行環境を構築していく考えだ。
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