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相模原市 「相武台団地」で団地再生の動き 活性化モデル事業の複合施設「コンチェラート相武台」とは
神奈川県住宅供給公社が団地活性化のモデル事業として相武台団地内に昨年12月にオープンさせた多世代交流施設「コンチェラート相武台」(相模原市南区)。サービス付き高齢者向け住宅をはじめ、居宅介護支援事業所、訪問介護事業所、訪問看護事業所、デイサービス、在宅療養支援診療所、子育て支援施設、地域交流スペース等併設の複合施設だ。同事業のねらいや、その背景について取材した。
多世代交流プロジェクトが本格稼働
相武台団地は、同公社が昭和40〜43年に開発した分譲・賃貸複合団地。現在、同団地の高齢化率は40%(14年1月調査)で、このまま推移すると5年後には45%超、10年後には50%超へ増加していくと予測している。
「この年代に開発された郊外型団地では建物の経年劣化と高齢化の進行が総じて著しく、団地の活性化を図ることが課題。そこで、活性化モデル事業として介護、看護、医療、子育て、地域交流の施設を併設した多世代交流型の複合施設開発を同団地内で行いました」(団地再生事業部・一ツ谷課長)。
同事業の大きな特徴は、民間事業者とも連携して運営を行うということ。「コンチェラート相武台」の運営は、同公社が公募選定した(株)ココチケア(東京都千代田区)との共同運営となっている。ココチケアは、介護関連事業を幅広く運営。さらに母体は医療法人社団明正会で、これまで地域医療や介護サービスを総合展開してきた。「公・民双方の得意分野を生かした質の高いサービスを目指す」という同公社の目論見が反映されることが、期待される。
地上4階建ての「コンチェラート相武台」の中で一番大きな部分を占めるのが、2〜4階のサービス付き高齢者向け住宅(全62戸)。これは通常の介護施設とは一線を画し、見守り等付帯サービスがついた、高齢者向け賃貸住宅だ。賃貸契約なので、高額な入居一時金は不要。介護資格者が365日24時間館内常駐。定期巡回とともに、安否確認、宅配便・クリーニングの取り次ぎ、来客者の対応もフロントで行うので一人暮らしの方も安心だ。全戸浴室・ミニキッチン付きで23・25平方メートルのゆとりある間取り。介護・看護・医療サービスは1Fに集約されており、必要に応じて別途契約・利用が可能だ。食事も館内の厨房で毎食つくりたての食事サービスも受けられる(別途契約)。現在、空き住戸は残りわずかとなっているので内覧・入居希望者はお早目にお問合せを。
子育て支援も
1Fには、さらに子育て支援施設・地域交流スペースも配置され、多世代交流推進を目指す。4月20日(日)・27日(日)には、参加無料のスプリングイベントを予定。詳細は左記参照。
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