中央区 県議選 現職議席守る
県議選(中央区・定数3)は現職3人に新人を加えた4人で争われ、前回に引き続き、2期目をめざした河本文雄氏が3万票余りを獲得し、トップ当選を果たした。河本氏は「これまで県と政令市・相模原の連携を訴えてきた。(2期目は)他の議員とも連携し、安全・安心の面において県下で一番のまちにしていきたい」と意気込んだ。
3選を果たした寺崎雄介氏は「地元から選んでもらったということで、市民にとって恥ずかしくない活動を行っていきたい。そのうえで私の最重点、医療・福祉・社会保障の充実を頑張ってやっていきたいと思う」と抱負を話し、同じく3選となった佐々木正行氏は「リニア、さがみ縦貫道と、相模原は未来ある、そして可能性のあるまち。高齢社会、人口減少社会にも対応するべく、今後も必要な議員として、仕事をさせていただきたい」と今後に向けての決意を示した。
中央区 市議選 自民党単独会派結成へ
前回市議選より3区とも定数を1つ減らして行われた市議選。中央区は定数17に対し、現職15人、元職1人、新人7人の計23人が立候補し、新人の宮崎雄一郎氏がトップ当選。現職は14人が議席を守った。党派別でみると、自民党が6人、民主党が2人、公明党が3人当選したほか、共産党も2議席を獲得した。今後は、自民党の単独会派が結成される見通し。投票率は、46・96%(50・18%)、市内全体で46・83%(50・59%)と前回選挙を下回った。
黒岩氏が圧勝で再選
県知事選挙は、現職の黒岩祐治氏(60)が220万票近い圧倒的な支持を集め、新人の岡本一氏(69)に大差を付けて再選を果たした。当選確実が報じられた後、黒岩氏は「裸で県民の皆さんの中に飛び込んだ」と選挙戦を振り返り、今後も、特区などを活用した経済活性化策を進めていくことを強調。「血の通った行政を実現させられるかが課題」と2期目の目標に掲げた。
中央区内の有権者数は、市長、市議が21万2586人、県議と知事が21万3352人。