麻布大学が地域に向け開放する教育・研究機関「麻布大学いのちの博物館」では、10月31日から新たな企画展示「シカの角のふしぎ」を開催している。
前回、好評を得た「フクロウ」に続く新たな企画展のテーマは、古来、温帯を中心に世界中に生息してきた「シカ」。日本にはニホンジカが生息しており、大正時代から昭和中期までに減少、一時は絶滅が懸念される県もあったが、近年ではその個体数が増加。農業被害や自然植生への影響も問題視されている。今回の企画展では、そんなシカについて、世界中の頭骨標本や模型を展示、その生態系を解説しながら保全のあり方などについて迫る。
展示期間は来年1月27日までを予定。午前10時から午後4時開館(月・日・祝は休館)。問合せは同館【電話】042・850・2520へ。