自転車を安心して利用できる環境を整え、事故を阻止することを目的に市議会全5会派から代表11市議が1日、「相模原市安全に安心して自転車を利用しようよ条例」の条例案を市議会へ上程した。
同条例案では事故時の頭部への損傷を軽減するため、幼児や小学生だけでなく、近年事故当事者となることが増加している高齢者にも乗車用ヘルメットの着用などを求めている。一方、自転車事故を巡っては、保険未加入者が重大な起こした場合、高額な賠償金を負ってしまう事が全国で問題となっており、同条例は事故の被害者だけでなく、加害者側となった場合の対策も盛り込んだ。具体的には自転車利用者、利用する未成年者の保護者などには自転車損害賠償保険の加入を、販売する小売業者に対しては、購入者の保険加入の有無を確認することを義務化する。
同条例案は今後、12月11日に開催予定の市民文教委員会などでの審議を経て本会議で可決されれば、2017年12月25日から施行される予定。なお、自転車損害賠償保険の加入義務などについては2018年7月1日から施行される見通し。