神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

地域課題の解決で成長を 青学大が新学部設立

教育

公開:2019年1月24日

  • X
  • LINE
  • hatena
新学部への思いを語る鈴木教授
新学部への思いを語る鈴木教授

 青山学院大学・相模原キャンパス(淵野辺)に2019年4月、国内の地域貢献を中心に据えた新学部「コミュニティ人間科学部」が設立される。これまで同大には、国際政治経済学部などグローバルな視点を持った学部はあったが、「地域コミュニティ」に焦点をあてた学部の設立は初。同学部の開設準備室室長である鈴木眞理教授に新学部がめざす姿と、相模原市との関わりについて話を聞いた。

 人口減少などにより地域経済の疲弊、地域文化の衰退などが全国各地で問題になっている中、同学部は地域の課題を解決し、社会貢献できる人物を輩出することを目的としている。鈴木教授は「地元の人々にとって解決困難な地域課題の現場が、学生の様々な成長を促す場となる可能性を秘めている。課題に前向きに取り組める人材を育てていきたい」と狙いを語る。

 地域で活躍できる人材を育成するため、同学部のカリキュラムは「実践知」を重視。座学で徹底的に社会問題の構造や社会調査の基礎を学んだ上で、3年次には約8人1グループ単位で全国各地の実習地で地域活動に参加。実践を通して地域づくりに必要なマネジメント力やコミュニケーション能力を養う。実習の中には無人島体験の支援などユニークな内容も含まれている。

 卒業後は様々な進路が可能となる中、地方公務員や地域に根付いた企業への就職をめざす同学部。鈴木教授は「自治体と地域、企業と地域、NPOと地域をつなげられる人物を輩出していきたい」と熱を込める。

相模原「学習の場に最適」

 東京都渋谷区と相模原にキャンパスを持つ同大学。相模原キャンパスに新学部を開設した理由として鈴木教授は「相模原市は横浜線沿線などの都市部、津久井地区などの田園風景が広がる部分が共存する特徴を持つ市であることから、様々な地域課題が存在し学生の学習の場に適している」と言及する。

 同大学は相模原市と包括連携協定を締結しており、これまでも市民講座などの協力事業も行ってきたが、新学部もその流れに沿っていく構えだ。鈴木教授は「相模原市の課題解決をサポートできる存在になりたい」と未来を見据える。

 同大学には15年に、グローバル人材の育成をめざす「地球社会共生学部」が設立された。鈴木教授は地域社会と国際社会という一見して相反する学部について、「2つの学部はお互いを相補しあう役割もあるし、刺激を受け合う関係であってほしい」と期待を込める。

さがみはら中央区版のローカルニュース最新6

文化芸術の情報冊子を発行

神奈川県

文化芸術の情報冊子を発行

特集は「かながわ県民文化祭」

9月5日

市内初「朝日賞」

田名中吹奏楽部

市内初「朝日賞」

2年連続の東関東大会へ

9月5日

「民謡で健康寿命をのばそう」

「民謡で健康寿命をのばそう」

初心者民謡講座 生徒募集

9月5日

文化育む恒例行事

文化育む恒例行事

9月15日 文化協会祭

9月5日

キャンプ場でビッグバンド

キャンプ場でビッグバンド

9月22日 青野原野呂ロッジ

9月5日

森を知る「第一歩」に

森を知る「第一歩」に

SC相模原 津久井で夢授業

9月5日

あっとほーむデスク

  • 8月22日0:00更新

  • 8月15日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook