タイへ届ける 支援の思い 中RC、靴と食料品寄贈
相模原中ロータリークラブ(RC)の会員らは6月21日、タイ・バンコクを訪れ、市内の幼稚園・小学校から提供を受けたリユースシューズ(再利用された靴)と食料品を同国山岳部にあるバーンターナカムスクールに寄贈した。
この活動は、同団体が国際奉仕活動の一環で行う「空飛ぶシューズプロジェクト」。市内の幼稚園や小・中学校、高校から提供を受けた使用済みの上履きや体育館履きを洗浄して再利用し、フィリピンの貧困地区などへこれまで計約1500足を届けている。
今回バンコクを訪れた同団体の会員2人とタイ米山学友会(RC支援留学生)の3人は、持参したリユースシューズ250足と約5万円分の食料品を学校へ寄贈。同校長から、家庭が貧しく山道を素足で歩いてくる生徒が多いこと、食事も外部の寄付でつないでいる現状の報告を受け、「シューズと食糧支援を頂きありがたい」と感謝を告げられたという。
同団体国際奉仕委員長の阿部毅さんは「タイ山岳部での生活実情はまだ貧困層が多く、シューズもなく十分な栄養食を摂れない子どもたちがいることを実感し、心が痛んだ。今後ほかのRCにも支援の呼びかけを行い、援助の継続ができれば」と話した。