元外交官、内閣総理大臣秘書官付で、現在京都聖母女学院短期大学名誉教授を務める松本好隆氏が7月26日、かぬまだいけやきクリニックで講演を行った。
「地域を繋ぐ医療機関」を掲げる同院が、2018年から定期的に行う「KKCセミナー」の第5期最終回として行われた今回の講演。「ローズベルト、チャーチルは日本をどのような国にしたかったのか、北方領土はどうなるか」を主題に松本氏が熱弁を振るった。
松本氏はまず、国連関係の現場に長く身を置いてきた経験から「日本人は国連信仰が強いが、世界政府でもなければ193カ国をまとめる連邦政府でもない」と現在の国連の問題点を指摘。そして現在の日本が、米国のローズベルト大統領や英国のチャーチル首相が望んだような国家になっていると持論を述べた上で、「自前の足で立てる国家になっているか、近隣諸国からの危機にしっかりと対処できる国になっているか。この危機を乗り越えられるか正念場を迎えている」と問題提起した。参加者は松本氏の熱い講義に釘付けとなった。
9月13日(金)からは同セミナー第6期が開催される予定。
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