工場の立ち並ぶ上溝バイパス上でひときわ目につくのが、黒とシルバーで組み合わされたスタイリッシュな「企業ロゴ」の看板――。
「何の会社のもの?」とドライバーらの視線を集めているが、それは法人向けのデリバリーなどに使われる電動バイクを手がける「アイディア」の相模原工場だ。「本社は都内なのですが、ユーザーや協力会社が近くにいることから上溝に生産工場を構えることにしたんです。相模原はものづくりのまちというイメージが強いですね」と同社の広報を務める成田裕一郎さんは話す。
昨年設立
同社の設立は昨年。成田さんによると同社はイタリアのバイクメーカーの代理店として業務にあたる中で、走行時にCO2を排出しない環境に優しいバイクをつくろう――と立ち上がった新興企業なのだという。
エコな電動バイクを広めるため、より活用される「仕事用」に特化し、こだわったのがデザイン。製造するすべてのバイクをデザイン力に定評のあるイタリアのデザイナーに依頼し、「これまでにないものを」という構想の中、生まれたのが相模原工場に並ぶ3輪電動スクーターなのだという。
「まちに貢献」めざす
スタイリッシュな雰囲気から外資系というイメージが広がる同社だが、「地元」となった相模原へ貢献したいという思いは強いという。
地元の子どもたちが工場見学できるように準備を進めているほか、「機会があれば、相模原のふるさと納税の返礼品として自社バイクが採用されるようにしていきたいとも思います」と成田さんは笑顔を見せる。
「社会貢献が当社のモットー。新参者ですが、いずれ相模原の皆さまが誇りに思ってくれる会社になっていきたいと考えています」
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