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12月5日
上溝中学校(郡司孝明校長)PTAがこのたび、優良PTA文部科学大臣表彰と(公社)日本PTA全国協議会会長表彰を受賞した。両表彰を受けた小・中学校は全国で4校で、県内では上溝中PTAのみ。川道英弘会長は「子どもの成長のために、保護者と教職員が一丸となってやってきたことが評価されて光栄」と笑顔を見せた。
独自の活動を展開
PTAの健全な育成、発展に寄与することを目的として、優秀な実績を上げているPTAを表彰する両表彰。日本PTA表彰では相模原市の代表として市から推薦、文部科学大臣表彰では活動をアピールした申請書を提出しノミネートして、受賞に至った。
同PTAは近隣の小中学校と連携し、毎週水曜日に「あいさつ運動」を実施、清掃や見守り活動にも積極的に取り組んでいる。その他にも独自の活動も展開。毎年5月には、60年以上も続く伝統の茶摘みを主催しており、全校生徒や保護者、近隣高校の生徒などの地域住民合わせて約1000人が参加する一大イベントになっている。
昨年からは学校からの要請を受け、体育祭で「給水所」を設置。生徒の熱中症を防ぐために、自由にいつでも冷たい水が飲めるように整備した。川道会長は「生徒のためになるような取り組みを実施できたことが、受賞の理由だと思う」と話している。
「今の時代に即したPTAに」
同PTAの合言葉は「できる人が、できる時に、できることをやる。あくまでボランティア」。「従来の厳しいイメージに捕らわれない、風通しのよい組織作りをめざしている」としており、参加の義務付けはないにも関わらず、集会やイベントの参加率は高い。「今の時代に即したPTA」の在り方を模索し、背景に各委員会の縮小や会議の時間の短縮を実施。保護者の負担をなるべく減らし、効率的な活動ができるように心がけている。
加えて、同PTAはOB組織「陵雲会」や教師陣との連携も強化。今年は新型コロナ感染症拡大により開催はできなかったが、以前は定期的に会合を持つなどして意見交換や情報共有を行っていた。今後も全会員にアンケートを取るなどして、コロナ禍の学校やPTAについて多方面から意見を取り入れ、活動していく構えだ。
郡司校長は「同時受賞は、教員生活で初めて聞いた。いつも生徒のために全力を尽くしていただき、ありがたい」と感謝を示した。川道会長は「子どもたちが笑顔で過ごせる学校生活のために、役立つような活動を続けていきたい」と決意を語った。
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