米子北高校時代は1年生からレギュラーを務め、3年連続で全国高校総体と全国高校サッカー選手権に出場した。2019年、鳴り物入りの高卒新人としてゼルビアへ加入。同年5月に水戸ホーリーホック戦でプロデビューし、3年目となる今シーズンも開幕からスタメンに名を連ねる。ポジションはミッドフィルダー。昨年引退したチームの精神的支柱、李漢宰氏の背番号6を今シーズンから引き継いだ。まだ20歳という若さでありながら、現在絶好調のチームを支える中心的な選手へと成長した佐野選手に話を聞いた。
--チームはここまで好調ですが、その要因は何でしょうか。
「チーム全体で戦うことを意識している点が大きいですね。個人のハードプレーだけでなく、チームとしてつながり、攻撃や守備の面でも全員でやろうという強い意識がある。そのことが勝利に向けて良い流れになっていると思う」
--いよいよ隣接する市のクラブであるSC相模原戦。J2では初対戦となる相模原戦に向けて意気込みを。
「本拠地が近くにあるチームなので、サポーターの方たちも間違いなく、いつもより気合が入っていると思う。その気合に負けないように、自分たちも必ず勝つという強い気持ちで戦い、今回はアウェーでの試合ですが必ず勝ちたいと思います」
--自分自身の見てもらいたいプレーや、注目してほしい点などを教えてください。
「そうですね、見てもらいたいのは敵からボールを奪取する部分。しっかりと相手のことを見て、(パスコースなど)先を予測して相手からボールを奪って、そこから攻撃につなげるようなプレーを見てもらいたいですね」
--最後に、読者およびサポーターに向けてメッセージをお願いします。
「これからシーズンが中盤に向かっていく中、体力やコンディションの面でもきつくなる部分があると思う。しっかりとコンディションを保って、勝ち続けるということを意識して結果を第一に考えてやっていきたいと思う。サポーターのみなさんの後押しは大きな力になります。一緒にJ1をめざして戦いましょう。これからも応援をお願いします」
--ありがとうございました。