古墳時代から平安時代を中心とした相模原台地の開発にまつわる考古企画展「古代相模原台地の開発」が1月29日(土)から3月13日(日)まで、相模原市立博物館(高根3の1の15)で行われる。午前9時30分から午後5時まで、観覧無料(月曜日と2月24日(木)は休館)。
市内東部に広がる相模原台地は境川と相模川に挟まれ、3万年以上前から川辺の台地で人々が生活していたと言われている。原野だった台地の本格的な開発は約1400年前の古墳時代末頃から始まったと考えられており、その後、平安時代になると開発は広範囲に及んだという。今回の企画展では発掘調査によって明らかとなった相模原台地の開発と先人の歩みをたどる。原野が耕地へと開発されていったことを示す鉄製の農具や文字の普及を示す墨文字が書かれた土器、仏教の浸透を示す遺物など、当時の人々の生活が感じられる作品を数多く展示。「博物館でこの時代の遺跡をテーマとして扱う企画展は初めて。きらびやかな都のイメージとは違った、地方の村落に暮らしていた人々の生活の姿をぜひご覧ください」と担当者は話す。問い合わせは同館【電話】042・750・8030。
※新型コロナウイルス感染症拡大の状況により、内容や会期が変更になる場合もあり。最新の情報は同館ホームページで確認できる。