(PR)
渕野辺総合病院医療レポート【7】 脳卒中の再発予防支える 脳神経外科 和久井 大輔 医師
1954年に開院して以来、「地域の中核病院」として地元と歩みを共にする医療法人社団相和会・渕野辺総合病院。今回は、脳神経外科の和久井大輔医師に脳卒中などについて聞いた。
かつて「国民病」とも呼ばれた脳卒中は、誰にでもなりうる病気。特に高血圧や糖尿病、生活習慣病を抱える人の罹患が多く、動脈硬化が進行した結果、突然発症する。
同院の脳神経外科には、発症後の治療のために通院する患者が多いという。「再発も多い。生活習慣上の問題が影響するので、改善のために丁寧に病状を説明し、納得して治療に進んでもらうよう心掛けている」と和久井医師。血圧のコントロールに関しては専門的な知識を元に患者にアドバイスする。
手足のしびれといった感覚麻痺が現れやすい脳卒中の後遺症に対しては、同院では発症から3カ月以内の落ち着いた段階で行う回復期リハビリに注力。急性期病棟と比べて長い時間、身体を動かすことができるため、他院からの患者も積極的に受け入れている。
認知症の治療も
さまざまな原因疾患がある認知症の検査では、長谷川式とMMSE検査を使用して認知機能を評価。初期症状に当たるほど診断は難しいとされるが、「早めの正しい診断が進行を遅らせる鍵。積極的に受診して治療に進んで」と呼びかける。
他にも頭部外傷や片頭痛など脳神経外科の幅広い領域を診療。片頭痛には鎮痛剤のみならず、予防のための注射や投薬で快方をめざす。
|
|
|
|
|
|