造形作品などを展示する「さがみ風っ子展」(相模原市教育委員会主催)=画像=があさって10月15日(土)から、市内6会場で開催される。昨年と一昨年は新型コロナ拡大防止により中止となったため、3年ぶりの実施となる。今年度で42回目。
美術教諭2人に聞く
市立小中学校106校と招待校であるLCA国際小学校(緑区橋本台)の合計107校が参加し、対象学年すべての児童・生徒の作品が出展される。今回は6つの会場があり、展示数はおよそ1万8000点。3年ぶりの実施にあたり、その開催を喜ぶ担当者に話を聞いた。
風っ子展の運営に携わるのは実行委員20人と各校の担当者(図工科・美術科の主任)106人。弥栄中学校(中央区弥栄)美術科教諭の遠藤光明さんは10年ほど実行委員のひとりとして事業に参加している。
2年続けて中止となる中で、今年は「学校近くの公民館でそれぞれ展示するのはどうか」という声もあったそう。それに対し遠藤さんは、「全市的な子どもたちの作品が揃う光景には『弾けるエネルギー』を感じる」とあくまでまとまっての開催を望む立場をとった。ただ今回、会場はこれまでの淵野辺公園を中心とした形でなく、6カ所に分散された。一部は屋内展示にもなる。それでも「会場でこどもが親に『これ、僕が私が作ったんだ』という場面をよく見てきた。そのように親子で共通の体験をできるのは造形教育の良いところ」と話し、来場を呼び掛けた。
「あれだけ並んだ時のエネルギーは衝撃的でした」。18年ほど実行委員を務める相模台中学校(南区桜台)美術科教諭の川村裕亮さんは、市で教員となり初めて展示を見たときの感想をそう話す。ただ、長く関係する中で、形骸化している雰囲気の時代も経験した。
一方、40年以上前のスタート時に尽力した先輩から当時の話を聞く場もあり、その情熱や「魂」も知っていた。コロナ禍で中止となったことは「ゼロから作り直す必要があり、見直すいい機会になった」と捉えている。「作品は人に見られて価値が出るもの。多くの方に見に来ていただきたい」と、新しい風っ子展の始まりを歓迎している。市の担当者は「これから先も何十年と続いていく相模原の宝になれば」と期待する。
なお、風っ子展は「さがみ風っ子文化祭」の展示部門であり、ステージ部門の中学校演劇発表会は7月に実施、学習交流会は6月から実施中、小中学校音楽発表会は11月3日に市民会館(中央区中央)で開催される。
■令和4年度第42回造形「さがみ風っ子展」
◆10月15日〜17日(月)午前10時から午後4時▼会場/城山公民館(緑区久保沢)、LCA国際小学校北の丘センター(緑区下九沢)、もみじホール城山(緑区久保沢※17日は休館)
◆10月21日(金)〜23日(日)午前10時から午後4時▼会場/GLPアルファリンク相模原(中央区田名)、女子美術大学(南区麻溝台)、市民健康文化センター(南区麻溝台)◆問い合わせ【電話】042・769・8284
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