神奈川県交通安全対策協議会が主唱する「夏の交通事故防止運動」の7月11日から20日までの期間中、相模原警察署などの関係団体が中央区内各所で啓発活動を行った。
夏のレジャーに起因する過労運転や夏特有の解放感に伴う無謀運転などによる交通事故の多発が懸念されることから、交通ルールの遵守とマナーの向上を図るのが目的。特に交通量の少ない住宅地での子どもの飛び出しに注意を呼びかけた。
19日には相模原交通安全協会の会員らと相模原警察署の下地伸也巡査部長が相生交番前で指導を行った。下校する子どもたちに優しく声をかけながら交通安全を呼びかけ、ボールペンや冷感ジェルを手渡した。
下地巡査部長は「コロナが5類に移行したことで、外出する人が増え、事故数も増加している。夏休みに入り普段とは異なった時間帯に子どもが出かけているので、注意してほしい」と話した。
中央区内では今年に入って393件(7月16日時点)の事故が発生し、昨年より35件増加している。怪我をした人は449人で、昨年よりも62人増加している。