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渕野辺総合病院医療レポート【16】 寄り添った提案で改善へ 栄養科 管理栄養士 今川 有紀子さん
1954年に開院して以来、「地域の中核病院」として地元と歩みを共にする医療法人社団相和会・渕野辺総合病院。今回は栄養科の今川有紀子さんに、同院の栄養指導や食事の特徴などについて聞いた。
栄養科では、患者が必要な栄養を摂ることができるようサポートしている。入院・外来患者とその家族を対象とした「栄養個人指導」は、病態に合った食事を提案する。「指導というと身構えてしまう方が多いので、世間話を交えながら少しずつ、一人一人の生活に見合った改善を提案しています」と今川さん。
また「栄養管理」では管理栄養士が必要に応じ患者のもとへ訪問し、特別な栄養管理を要する場合には栄養管理計画書を作成。状況を確認しながら医師と相談の上で管理する。さらに専門的な知識を必要とする場合の栄養管理は、栄養サポートチーム(NST)が対応する。医師、看護師、薬剤師、栄養士からなるチームで話し合いや回診などを実施。多職種からの視点で患者を手厚く支援する。
同院では、病院食にもさまざまな工夫を凝らしている。患者に食事を楽しんでもらえるよう、ひな祭りやクリスマスなど季節のイベントに合わせた行事食を提供。また産後の入院中に出される「レインボー食」は、疲労回復やカルシウム摂取、減塩など、体調管理に必要なポイントを押さえた食事を提供している。「食事も治療の一環であるため、少しでも多く食べていただけるよう見た目や味付けにも工夫しています」
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