相模原市立清新中学校(小泉勇校長)で10月27日、1年生を対象に総合学習を活用したSDGs講演会が開かれた。市内で活動する企業の経営者や活動団体のメンバーらが登壇してSDGsな取組を紹介し、7クラス約260人の生徒たちが熱心に耳を傾けた。
今回の授業は、SDGsの視点で活動している人の話を聞くことで、生徒自らが考える探求課題の解決に役立てるのが目的。講師役として、モランボン株式会社の社員、菊屋浦上商事株式会社の浦上裕生社長、地域温暖化対策協議会のメンバーが教壇に立った。
文房具店を運営する浦上社長は「左利き用グッズ」の開発・販売を通じてSDGsの活動に取り組んでいる。授業では、ハサミや調理用オタマなど一般に販売されているものが左利きの人にとって使いにくいことを解説。「やりたい仕事よりも誰かのための仕事という思いがある。仕事を楽しみ、その楽しみを見つけることが大切。積極的に学び、それを活かすのが仕事場」などとSDGsに取り組む姿勢を熱く語った。
生徒たちからは「SDGsは大切なことで続けていくことが大事」「文房具屋さんがそういう取組をすることはいいこと。これからは左利きの人のことも考える」「SDGsは全てのことにつながっていると感じた」などの声が上がった。
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