相模原市内の企業や団体などによるSDGsに関する優れた取り組みを表彰する「さがみはらSDGsアワード2023」の表彰式=写真=が10月21日、田名のGLPアルファリンク相模原で行われ、(株)さがみこファーム(緑区三ケ木)が最高賞の相模原市長賞に輝いた。
SDGsの普及啓発や取り組みの推進などを目的に、相模原青年会議所(JC)と津久井JC、相模原市が連携して開催している同アワード。3回目となった今年は過去最多の32団体から応募があった。
さがみこファームは、耕作放棄地を開拓し、今年6月に市内初となるソーラーシェアリングによる会員制ブルーベリー体験農園「さがみこベリーガーデン」をオープン。エネルギーと農業に観光や教育を掛け合わせ、農地にさまざまな人を呼び込み、地域活性化や地域課題解決に寄与する取り組みを行っている。
審査では、食とエネルギーを同時に生み出すソーラーシェアリングという手法で、耕作放棄地の再生やエネルギー自給率向上につなげるとともに、地域との災害協定の締結や雇用創出など幅広い分野における取り組みである点が評価された。
同社の山川勇一郎社長は「栄えある賞をいただき、身の引き締まる思い。SDGsに関心のある子どもたちや学校・企業の方にぜひ農園に来てほしい」と話した。