大東建託株式会社相模原支店が11月18日、ＮＰＯ法人日本福祉リレーションシップ協会が運営する「おかげさん こども食堂」（相生）で防災備蓄食の調理体験会・試食会を開催した＝写真。
食事が十分に摂れなかったり、孤食になっている子どもたちに無料または低額で食事を提供する「子ども食堂」。増加の一方で、課題になっているのが食材調達だ。この取り組みは食材調達の支援をすると同時に、子どもたちが防災について考える機会の創出を目指すもの。
同こども食堂では月に一度お弁当の配布を行っている。今回は同社と協力し、訪れた約50人の子どもや家族連れにお湯や水を入れるだけで食べられるおにぎりやハンバーグなどを提供した。
０歳の子どもを連れて訪れた保護者は「防災食なのに味もおいしくて、水だけで食べられるのでいい」と感想を話し、毎月来ているという小学３年生の女の子は「ハンバーグがおいしかった」と笑顔を見せていた。
この日は市内在住のさんま焼き師、笹本二郎さんも参加。岩手県大船渡市の鎌田水産から寄付された秋刀魚をその場で焼き、子どもたちにふるまった。
さんま焼き師の笹本さん
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