令和6年度 県政報告Vol.68 相模原市域における県の主な取組 県政の課題を問う自民党県議会議員 河本 文雄(かわもと ふみお)
河川改修事業(境川)
県では、安全で安心してくらせる「災害に強いかながわ」を実現するため、骨格的な大河川については100〜150年、中小河川については4〜10年に一度の降雨に対応できるよう、護岸や遊水地等の整備を河川環境に配慮しながら推進しています。
特に、相模原市内を流れる境川については川幅が狭く、都市河川で流域の開発が進んでいることから、「都市河川重点整備計画(新セイフティリバー)」に位置づけ重点的に整備しており、令和4年度には上流区間(緑区川尻)において風間遊水地が完成し、引き続き下流区間(中央区淵野辺本町)の河川護岸整備などを実施しています。
河川改修事業(相模川)
県では、洪水時の流下阻害となり、景観などの問題やゴミの不法投棄を誘発する原因にもなっている河川内に繁茂した樹木を伐採し、流下能力の確保と河川環境の向上を図っています。
相模川については、清水下頭首工(中央区田名)付近などにおいて、樹木伐採等を実施しています。
県営上溝団地の整備
県では、老朽化が著しい県営住宅の建替えを進めることにより、バリアフリー化や居住環境の改善を図るとともに、様々な方の交流や健康づくりができる広場とコミュニティルームを整備し、入居者、近隣住民、福祉団体等による多様な交流を深め、健康団地としての活性化を進めてきています。
県営上溝団地(143棟、992戸)においても老朽化が進んでいたことから、令和4年から、県営住宅としては初となるPFI方式による建替えを試験的に導入し、460戸の県営住宅や駐車場などの付帯施設、コミュニティ施設、広場等の整備を実施しています。
リニア中央新幹線関連
令和5年11月に、リニア中央新幹線「神奈川県駅」(仮称)の周辺開発を契機としたロボットの実用化等に関し、JR東海、相模原市、県で連携協定を締結し、この協定に基づき、JR東海が橋本駅南口にイノベーション創出促進の拠点となる「FUN+TECH LABO(ファンタステックラボ)」が3月25日にオープンしました。今後、この拠点において、県では相模原市と連携してさがみロボット産業特区内の企業のロボット産業への参入と、ロボットの実用化を促進させます。
都市公園整備事業
相模原公園では、「当事者目線の障害福祉推進条例」の理念を踏まえ、計画の初期段階から当事者や支援者の意見を伺いながら、障がいの程度にかかわらず、誰もが一緒に遊べる遊具を取り入れたインクルーシブな広場、「ともいき広場」の整備を行います。
水道施設等の整備
県企業庁では、県民の皆様のいのちと産業を支えるライフラインである水や電気を将来に渡って持続的に供給するため、谷ケ原浄水場において、新たに、脱炭素化や自然災害・セキュリティ対策を踏まえた浄水処理施設全体の再整備に向けた計画の策定を進めます。
また相模ダムについても、ダムの機能を維持するため、令和5年度に策定した実施計画に基づき、老朽化したダムのゲート等の取替え等、ダムのリニューアル工事に着手するなど主要な取組を着実に推進します。
令和6年度もその他の事業を含め、県・市の連携を強化し、さらなる相模原市の発展を推進します。
神奈川県議会議員 河本文雄
相模原市中央区東淵野辺5-21-11
TEL:042-707-8836
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