中央区在住の画家、山本悟(雅号・サムヤマモト)さんが4月26日、個展で集めた募金を活用して市立療育センター陽光園に物品を寄贈した。今回で13回目。市役所を訪れ、本村賢太郎市長に寄贈目録を手渡した。
寄贈先の陽光園は、障害のある子どもたちを総合的に支援する施設。今回、寄贈したのは揺れ遊びを楽しむ遊具の「ユランコ」と、障害のある子どもの意思表示を助けるワイヤレスアンプ。
「子どもたちはユランコが大好き」と陽光園職員。本村市長は「子どもたちが生き生きと活動できるのは山本さんの寄贈品があるから」と感謝を述べた。
山本さんは、愛着ある相模原市内の四季折々の風景を水彩画で毎週1枚描き続けている。その数500枚以上に及ぶ。「世の中は色々な変化があるけれど、季節の移ろいは変わらずある。絵を描きながら季節を楽しめる」と話す。
山本さんはこれまでもトランポリンなど幼児用遊具や療育に関わる品を寄贈してきた。チャリティーを始めたのは16年前。趣味で描いていた絵を売ってほしいと言われたことがきっかけでチャリティーを始めた。「絵を見に来てくれる人たちのご厚意で成り立っている。たくさんの人の協力がありがたい」と話す。