相模原市消防局は7月25日、2024年上半期の市内における火災と救急の速報値を発表した。火災は前年同時期比で12件増加して92件発生し、救急出場件数は前年同時期と比べて307件増加して2万821件で過去最多を記録した。
火災種別ごとに見ると、建物火災は5件増の52件、林野火災は1件減で1件、車両火災は4件増で9件、その他の火災は4件増で30件だった。全火災92件を出火原因別に見ると、「こんろ」が10件(10・9%)で1位、続いて「たばこ」と「電気機器」が7件(7・6%)、「マッチ・ライター」が5件(5・4%)、「配線器具」と「火あそび」が4件(4・3%)だった。
火災による死者は2人で、前年同時期と比べて2人減少。火災による負傷者は22人で、前年同時期と比べて6人増加した。
救急出場件数は前年同時期と比べて307件増の2万821件、搬送人員は724人増の1万7518人でともに過去最多を更新した。
軽症者の搬送人員は前年と比べて276人増の8798人で、全体の搬送人員の50・2%を占めた。
同局は「救急車や救急医療は限りある資源」として救急の適正利用を求めている。夜間や休日にどこの医療機関を受診してよいかわからない場合は相模原救急医療情報センター(【電話】042・756・9000)などの利用を呼びかけている。
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