神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

市防災協に総理大臣表彰 防災意識の高揚に貢献

社会

公開:2024年8月15日

  • X
  • LINE
  • hatena
本村市長(中右)に今回の表彰を報告した小川理事長(中左)と田野倉和美常務理事(右)。左は石原英朗消防局長
本村市長(中右)に今回の表彰を報告した小川理事長(中左)と田野倉和美常務理事(右)。左は石原英朗消防局長

 公益社団法人相模原市防災協会(小川喜平理事長)がこのほど、安全功労者内閣総理大臣表彰を受けた。消防関係での表彰は全国で3団体・3個人のみ。小川理事長は「今までの地道な活動の積み重ねが評価されたことはこの上ない喜び。会員や関係者の支援に深く感謝したい」と話す。

 同表彰は、産業災害、交通事故、火災など、国民の日常生活の安全を脅かす災害の発生の防止を図るという趣旨で行われているもの。同会は防災体制の強化促進に資する事業を行い、災害に強いまちづくりを推進していることなどが、防災意識の高揚に多大な貢献をしていると表彰に至った。

 同会は、前身の相模原市防災協議会を発展的に解散して1997年に社団法人相模原市防災協会として設立。2012年に公益社団法人へ移行し現在に至る。公益自主事業として、事業所防災研修、防火ポスターコンクール、防災講演会などを開催し、市民や企業へ防火に関する啓発活動を行っている。さらに、防火管理講習会、救命講習会、消防庁舎見学などの事業も行う。

 特に同会では、新型コロナウイルス感染症で市の救急搬送が切迫した際、保健所からの依頼を受けて移送業務に加わった。約2年にわたり300件近くの移送に協力したという。小川理事長は、「救急隊員の数にも限りがあり、救急搬送がこれ以上は無理という状況で専用の車両を借りて救急隊と一緒に移送してきた」と振り返る。今回の表彰については、コロナ禍の移送業務を挙げつつも「火災警報器の普及啓発とか、防火管理者の講習会とか、普段から地道に活動してきた成果だと思う」と強調する。

 7月29日には相模原市役所で本村賢太郎市長に今回の表彰を報告した。本村市長は「全国でも3団体しかいないと聞いた。数少ない中で選ばれたというのはとてもすごい」と感心すると、コロナ禍での救急搬送や能登半島地震での火災、市内の防火の課題などについて情報交換を行った。

 今後の活動について小川理事長は、「今までの継続。消防局、会員と連携しながら地道に活動して災害に強いまちづくりのために活動していきたい」と話した。

さがみはら中央区版のトップニュース最新6

物価高騰対応に重点

相模原市9月補正予算

物価高騰対応に重点

財政改革プランは前倒しへ

9月5日

全日本中学ボウリング3位

パークレーンズ朝倉さん

全日本中学ボウリング3位

目標は「16歳でプロ」

9月5日

疑問や不安を共有

通学路見守り活動

疑問や不安を共有

共通の課題浮き彫りに

8月29日

並木小、27年春に閉校へ

並木小、27年春に閉校へ

弥栄小へ再編

8月29日

過去最多33億円が流出

ふるさと納税

過去最多33億円が流出

取り組み強化で寄付額増へ

8月22日

学校エアコン緊急修繕

相模原市

学校エアコン緊急修繕

猛暑と経年で不具合増加

8月22日

あっとほーむデスク

  • 8月22日0:00更新

  • 8月15日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

さがみはら中央区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook