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上溝中ソフトボール部 休部前最後の大会制す 大野台中との合同チームで

教育

公開:2024年8月22日

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市大会で優勝した上溝中・大野台中ソフトボール部合同チームのメンバー。前列左から4人目が上溝中の主将を務めた清水選手
市大会で優勝した上溝中・大野台中ソフトボール部合同チームのメンバー。前列左から4人目が上溝中の主将を務めた清水選手

 上溝中学校(中央区上溝)のソフトボール部が大野台中学校(南区大野台)との合同チームで出場した7月の市大会で優勝した。上溝中は部員減少のため今大会後、休部となることが決まっていた。休部前最後の大会で同校としては初の栄冠となる。

 合同チームは昨年8月から活動を開始。今年7月時点でメンバーは大野台中が11人、上溝中が5人で、平日はそれぞれの学校で練習し、土・日曜は大野台中で合同練習を行っていた。

 大会は7月6日に始まり、21日に決勝戦を迎えた。決勝では大野南・東林の合同チームに11対1でコールド勝ちし、1年間一緒に戦ったチームの最後の大会を「勝ち」で終えた。29日に行われた県大会は2回戦で敗退した。

 上溝中の主将清水柚那選手は「前々回も負けているが、最後にこのチームで勝てて良かった」と喜びを語った。

選択肢増え

 相模原市内38の公立中学校のうち、ソフトボール部がある学校は12校。大野台中の顧問、三上健二教諭によると、中学のソフトボール部は減少傾向にあり、今大会も8校が合同チームで参加していたという。

 その原因としては少子高齢化による中学生人口の減少が大きいが、選択肢が増えたことも一因という。女子選手が小学生の頃から野球やソフトボールを始めた場合、中学でソフトボール部に入部するという従来のパターンに加えて、県内のクラブチームや市内の女子野球チームに所属する「進路」もできている。

 上溝中の5人は全員3年生。今夏の大会を最後に部活を引退する。1、2年生の部員が所属していないため、ソフトボール部は休部となることが大会前から決まっていた。一方の大野台中は8人での活動となるため、今後、他校と合同チームを組む予定となっている。

 「ボールが大きいからバットに当たりやすい」「小さな活躍で貢献できる」。選手たちにソフトボールの魅力を聞くと、そう答えた。三上教諭は「中学生から競技を始めた選手がほとんどで『素直な子は伸びる』。それがソフトボールの良いところ」と述べた。

「共にささえあい 生きる社会」

相模原市は、全ての人が共に支えあって生きる共生社会の実現を目指しています。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026641/1012901.html

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