神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

プロ音楽家として長年活動しながら、65歳で介護福祉士になった PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也) 町田市在住 71歳

公開:2024年9月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也)

「認知症×音楽」を追求

 ○…「認知症は止められる」。プロ音楽家でありながら介護の現場に入り、音楽の力で認知症の進行を遅らせたいと邁進している。現在は音楽デイサービス「メロディーズ」の管理者を務め、自身も演奏をしながら利用者に音楽で癒しを提供している。「50年音楽をやってきた。音楽の力を信じている」

 ○…20年ほど前、コンサート会場を訪れていた知り合いの認知症当事者「森さん」が、普段は会話がなかなか成立しないのに一緒に歌を口ずさんでいる姿に衝撃を受けた。「歌には不思議な力がある」と認知症への関心が高まり、すぐに東京の介護施設で送迎ドライバーになった。施設内の職員として働き始め、65歳で介護福祉士の免許を取得した。認知症患者が誇りをもって活き活きとした人生を歩めるよう仕事に情熱を注いだ。

 ○…小学生の頃、ビートルズのコーラスに魅せられて音楽に興味を持った。「思いついたらすぐ行動。誰もやってないことをやりたい」。友達と箒を手にして最初のバンドを結成したが、「本物の楽器ができなきゃ」とドラムを注文。家に届いてすぐ親に返品された。仕方がないので妹がやっていたピアノを独学で習得し、ギターも覚えた。1972年にザ・フォーク・クルセダーズのはしだのりひこ氏に才能を見出され音楽事務所「まほろび舎」と専属契約し活動を開始した。

 ○…認知症と音楽の研究を続けながら共感者を増やしていきたいと考えている。はしだ氏に言われた「かっこつけるな、さらけ出せ」は今でも忘れない。素の自分でいることを音楽活動でも介護でも大切にしている。10月13日に開催する音楽朗読劇とミニコンサート「きれいをさがして・初恋」では総合プロデュースと演奏を務める。

さがみはら中央区版の人物風土記最新6

PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也)

プロ音楽家として長年活動しながら、65歳で介護福祉士になった

PAPAS源太さん(本名:竹岡 茂也)

町田市在住 71歳

9月19日

市村 育代さん

ピアノ講師として9月15日放送の「世界の果てまでイッテQ!」に出演する

市村 育代さん

田名在住

9月12日

大島 利通さん

RUN伴さがみはら実行委員会の実行委員長を務める

大島 利通さん

緑区在住 45歳

9月5日

大石 元治さん

生物多様性を伝える小学生向けの講座で講師を務めた麻布大学獣医学部の

大石 元治さん

淵野辺在勤 43歳

8月29日

時田 まさよしさん

写真展「能登半島『大地』が動いた」を開催している報道写真家の

時田 まさよしさん

南区新戸在住 75歳

8月22日

加々美 幸和さん

7月10日付で相模原税務署の署長に就任した

加々美 幸和さん

立川市在住 58歳

8月15日

シニアの方必見!!

9月28日(土)定年退職予定者向け採用説明会・相談会

https://www.kmes-kanagawa.or.jp/

<PR>

あっとほーむデスク

  • 8月22日0:00更新

  • 8月15日0:00更新

  • 7月25日0:00更新

さがみはら中央区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook