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共和小吹奏楽団 東関東で2年ぶり「金」 管楽合奏コンではヤマハ賞

文化

公開:2024年11月14日

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日本管楽合奏コンテストでの団員と関係者(写真提供=共和小学校吹奏楽団)
日本管楽合奏コンテストでの団員と関係者(写真提供=共和小学校吹奏楽団)

 共和小学校吹奏楽団が9月15日、横浜みなとみらいホールで行われた東関東吹奏楽コンクール小学生の部で2年ぶりに金賞を受賞した。11月3日の日本管楽合奏コンテスト全国大会では特別賞であるヤマハ賞を初めて受賞。大会で培った技術を生かして地域での演奏活動にも力を注ぐ。

 同楽団には3〜6年生の児童39人が所属している。31団体が出場した東関東吹奏楽コンクール小学生の部で、金賞11団体のうちの一つに選ばれた。

 作曲家、江原大介さんの「月影の花 〜ウンゼンツツジに寄せて〜」を演奏し、ソロの技術の高さとチーム力を発揮した。クラリネットのソロを担った団長補佐の端琥太朗さん(6年)は「ホールに音を響かせるため、遠くにある空気を吸うイメージで深く息を吸った」と話す。

 2年ぶりの金賞に団長の小林優音さん(同)は「金賞と言われた瞬間、達成感と応援してくださった方々への感謝の気持ちで心がいっぱいになった」と喜びを語った。

 日本管楽合奏コンテストには予選を通過した31団体が出場。同楽団は惜しくも最優秀賞を逃したが、同楽団初のヤマハ賞を受賞した。指導者で指揮者の竹川耕一郎さんは「演奏中に子どもたちの顔を見ると、自信に満ちた笑顔を浮かべていた」と振り返る。

自分たちで練習考える

 同楽団では児童だけでやりたい練習を話し合うことがある。竹川さんは「子どもたちがどんな音楽を届けたいかが大事。指揮者はそれを引き出す」と話す。モチベーションが下がったときには中心メンバーの児童たちが前向きな言葉で気合を入れ直すという。

 11月、12月は公民館などで地域からの依頼演奏も予定しており、地域に音楽の楽しさを届けようと練習に励んでいる。

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