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県相英語ディベート部 県大会で優勝掴む 学年の垣根越え団結

社会

公開:2024年11月21日

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大会に出場した伊藤さん(左)、田中さん(中央)、澤田さん
大会に出場した伊藤さん(左)、田中さん(中央)、澤田さん

 県立相模原高校の英語ディベート部が11月2日、横浜市内で開催された「PDA神奈川県高等学校即興型英語ディベート交流大会」で優勝した。2年生と3年生の学年混合チームで出場し、学年の垣根を越えた率直な意見交換と各自の弛まぬ努力で優勝を掴んだ。

 同大会は3対3のチーム戦で行われた。神奈川県の学力向上進学重点校とエントリー校18校が参加し、「制服を廃止すべきだ」「選挙権年齢を16歳に引き下げるべきだ」などの論題について肯定側と否定側に分かれて議論を行った。対戦するチームが1人ずつ交互にスピーチを行い、内容や表現の面で説得力を競った。

 同部から出場したのは2年生の伊藤陽人さんと田中彩絵さん、3年生の澤田汐さん。全部で3試合行い、2試合目で最も苦戦を強いられた。田中さんは「大苦戦。勝てるスピーチができた実感がなかった」と振り返るが、辛うじて2試合目を制した。

 2学年混合チームで優勝に対する思いもさまざま。伊藤さんは「シンプルに嬉しい」と話す。個人としても高い評価を得て「エキシビションディベータ賞」を受賞した。昨年先輩たちが出場した同大会を見て優勝とエキシビションを目標にしていたという。

 澤田さんは昨年のこの大会で4位と悔しい結果に終わり、また今回は3年生で出場しているということもありプレッシャーを感じていた。「優勝できて安心した」と話す。

率直に意見

 この3人でチームを組むのは初めてだったが、学年関係なく積極的に意見し合い、互いの知識や経験を最大限活用して臨んだ。

 大会前には論題を予想し合うこともあり、大会直前に行われた衆議院議員選挙を意識していたという。

 同部にはおよそ30人が所属しており、放課後などに他校とオンラインでディベートの練習を行っている。論理を組み立てるトレーニングが重要で、澤田さんは日常生活でも意見を考えてしまうという。「なんで持久走をやりたくないのか、ディベートのときみたいに理由を考えちゃったりする」と笑顔を見せた。

全国ベスト8へ

 同部は12月24・25日の全国大会への出場を予定している。伊藤さんは「目標はベスト8。次は1年生と一緒に出場することになるが、今回と同じぐらい高いレベルでやりたい」と意気込む。

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