御園五丁目祭りで演舞した、北里大学よさこい部「北里三陸湧昇龍(ゆうしょうりゅう)」の主将 鴨志田 紘子さん 御園在住 海洋生命科学部3年
湧き昇る「三陸への思い」
○…東北沖で北と南からの潮がぶつかり、下からつき上がる海流「湧昇流(ゆうしょうりゅう)」から名付けられた。よさこいチーム「北里三陸湧昇龍」は、発足して10年。記念すべき年に主将を任された。「三陸の思いを相模原で」――。部誕生当時から代々伝わるオリジナルの振りを南区御園の祭り(15日)、岩手県水沢(16日)で披露。袖にはさくら、背中には立ち昇る龍。復興への願いを新衣装に託し、思いを込めて一丸となり踊った。
○…生まれは、海のない群馬県。海洋分野に興味を持ったのは、物心付いたころ。叔父の住む茨城で漁港へ赴き磯遊びを楽しんだ。中学校の理科で取り上げられた温暖化など環境問題に関心を持ち、高校時のオープンキャンパスで北里大学海洋生命科学部への進学を決めた。「自分が打ち込むことが出来れば、どんな事柄からも学ぶことはできる」「新しいことに挑戦してみなさい」。両親の言葉は、人生の岐路に立った時背中を押してくれた。
○…1年相模原で過ごし、2年次より三陸キャンパス(岩手県)へ”飛ぶ”システムの同学部。いざ飛ぶ直前で震災が起こった。楽しみにしていた東北行きは叶わずも、三陸精神を受け継ぐ「よさこい」部に入った。踊りは初心者だったが、打ち込むうちに魅せる楽しさを知った。「どうしたら観客を飽きさせないか、魅せ方が難しい。自宅に帰っても鏡の前で研究しています」。
○…三陸で生まれ育った湧昇龍の踊り。相模原に住む自分に、現地の踊りを後輩に伝えきれるのか?2年次の代替わり、主将を務めることに戸惑いがあった。「教えたのは私たち。あなたが踊っているのは、確かに三陸のもの。そして伝えてほしい」。信頼する先輩の後押しで決意。後輩を導き、一人でも多くの方へ笑顔を届けたいと邁進する。そして現在、10年目を記念し、新しい振りを考案中だ。学生らしく、元気よく、潔く。11月の北里祭で披露する。
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