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相模女子大学小学部(南区文京)で校長を務める 吉岡日三雄(ひさお)さん 横浜市保土ヶ谷区在住 64歳

公開:2013年4月25日

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吉岡日三雄(ひさお)さん

「サガ女力(じょりょく)」アップに手腕

 ○…児童が英会話や理科の実験などに親しめる”放課後”の学習支援プログラム、全学年毎日20分の漢字学習、小1からの英語授業(相模原市内の公立は小5から)…。校長として5年目。着任以来、様々なことに着手してきた。「私たち職員の結束力が明らかに以前より上がっていますね」と、周囲の教職員はリーダーに信頼を寄せる。この4月からは、小学校教員などを養成する学科の教授に(相模女子大学学芸学部子ども教育学科)。”これから先生となる人物”を育てる立場になった。

 ○…北海道千歳市で育つ。中学のとき、「面倒見のいい先生」と出会った。”頑張ってやればできるじゃないか”。恩師はみんなに平等に、いつも励ましの言葉をかけていた。父からは「勉強ができないなら、中学を辞めて働け」と言われたことも。「貧しい家で育ったけど、(いい先生との出会いが)人生の可能性を広げてくれたんだよね。今度は、自分が誰かにそうしてあげたいと思った」。教育が持つ力を信じ、教員免許取得後は横浜市の小学校へ。50歳の若さで公立小の校長を経験した。

 ○…この5月、長男に子どもが生まれる。「女の子なんだってさ」と、初孫の誕生に目じりを下げる。名前を考えて息子に提案するが、なかなか首を縦に振ってもらえない。休日の楽しみは、自宅から車で、箱根などの温泉地に家族で出掛けること。「免許がないから助手席だけどね」

 ○…先日、外部の人間から「小学部は女性に開かれた、優しい学校ですね」と、声をかけられた。放課後の学習支援は私学では珍しく、働く女性を応援する受け皿となっていると評価されたのだった。113年の間、「社会に役立つ女性を」と女子教育をリードしたきた学園の伝統と存在意義を、常に問い続けている。「思えば自分の母も、妹も、妻も周囲はみんな働く女性。女子学生には、熱意あふれる教員になってもらえるよう、可能性を広げてあげたい」。
 



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