木曜夜にパトロール タウンレポート 野宿者を支援
野宿をしている人などへの支援を続けるNPO法人「木(もく)パト」(南区相南)。毎月第2・4木曜日の夜に小田急線の駅やJR相模原駅、相模原公園、淵野辺公園などをパトロールし、野宿者におにぎりや生活用品を提供している。
20年前、「市内にも野宿者がいる」と情報が寄せられ、日本基督教団翠(みどり)ヶ丘教会(同)で始まった。現在は、教会関係者にとどまらず、会員は50人、賛助会員は26人に上っている。
当初から活動に携わる藤谷操さんによると、20年前には「あらゆる公園にいた」という野宿者も、現在は「いつも出会う人は相模大野近辺で5、6人、中央区で10人ほど。市内にある民間の無料低額宿泊所に290人が入居しており、数の上では減っています」という。しかし、宿泊所の利用料は、生活保護費から捻出しなければならず、重い負担となる場合もある。また、「昔は年輩の建築労働者が多かったけれど、リーマンショック以降は、いわゆる『派遣切り』に遭った20〜30代が増えています」とも。
2009年には、シェルター居室(一時的な住まい)を開設し、昨年からは市と協働で生活困窮者のための相談室やアパート入居後の訪問を開始するなど、支援の幅を広げている。活動の問合せは【携帯電話】080・3353・0357へ。
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