グリーンハーモニー合唱団主催の指揮者として「第4回合唱コンサート」を開催した 塚本收(かず)子さん 南区鵜野森在住 88歳
「米寿の賛歌」響かせて
〇…昨日米寿を迎えた。が、長寿を祝うその言葉は似つかわしくない。柔らかい笑顔にパールのネックレスがよく似合う。「もうほっとした。今はとにかくそれだけ」。鵜野森の団地・グリーンハイツを中心とした歌好きの集まり「グリーンハーモニー合唱団」の指揮者を務めて28年。米寿記念と題したコンサートを行った。指揮者が100歳に?団員がサンタクロースに?。次から次へと飛び出す演出で笑いの絶えない温かいひと時だった。「お客さま、団員、家族。”三位一体”で成し遂げられました。感謝で一杯です」
○…3歳から聴いていた子守唄はオペラやクラシック。「母は声楽家に育てたかったのね」。少女時代は宝塚の憧れもあったが、女学校卒業を経て東京音楽学校(現・東京芸術大学)へ。再び上京、日本音楽コンクール声楽部門で入選・二期会所属コンサート・オペラ等に出演、NHKラジオ放送・合唱団、都立高校などの指揮指導など約70年間、声楽の道を歩んできた。
○…一人娘も声楽家。コンサートではたびたび母娘で同じ舞台に立った。孫娘3人は美術の道へ。「とにかく人を喜ばすことが好き」な性分から、続けているのはなんと落語独演。自ら8ミリカメラで撮ってチェックを繰り返す。「やっと自分で笑わないようになったの」。合唱団の旅行や忘年会でも披露している。
○…8年前、大病を患った。そのため直近のコンサートではタクトを振れなかった。「私がいない分、生徒さんが頑張ってくれたのね」。後日ベッドで聴いた録音テープは素晴らしく、涙が止まらなかった。市の合唱祭や国際シニア合唱祭など度々賞も受賞。老人ホームでのボランティア演奏など28年間積極的に活動してきた。記念公演のため作られた、自身作詞、岩河智子氏作曲の「グリーンハーモニー賛歌」は、当日最高の出来だった。「今の幸せが続いてほしい」。100歳までハイツに声を響かせていく。
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