ガイドブックできました 木もれびの森 「保全につながれば」
南区大野台、大沼、麻溝台地区に広がる樹林地「木もれびの森」のガイドブックがこのほど作成された。市の協働事業提案制度を活用し、特定非営利活動法人相模原こもれび(佐藤保理事長/会員数72人)と市水みどり環境課によって協働で作られた。A5判、カラー44ページ。市役所同課および南区、緑区の行政資料コーナーで配布されている。
「木もれびの森」のガイドブックが作られたのは今回が初めて。冊子には森の歴史、森で見られる草花、樹木、動物、鳥、虫の数々。そしてボランティア団体や地域住民による保全活動の様子などが紹介されている。執筆、写真撮影については同法人の会員と関係者を中心に、市立博物館の学芸員らの協力を得て行われた。
同団体の副理事長を務める高橋孝子さん(東大沼在住)によると、このガイドブックは約2年前に制作がスタート。「住宅地の近くで、これだけ大きな平地林(東京ドーム約15個分)が残っていることはとても珍しい。平坦で歩きやすいので、保全もしやすい森です」。ガイドブック作成の目的のひとつに「保全」がある。
「原生林でないこの森を明るく安全であるよう保つには、人の手による保全が必要なんです」。雑木林はほうっておくと、高木化し、鬱蒼(うっそう)とした森になってしまう。低木を刈り、間伐をし、散策路を整備し、落ち葉をかき…高橋さんによると1年を通じて、「やること」は常にある。「森を歩く際は決まった道(散策路)を歩いていただきたい。そうでないと土が固くなり、植物が育たなくなってしまうんです(裸地化)」とも。同団体では年間30回ほど保全作業を行っている。会員の高齢化、人手不足が現在の悩みという。
ゴールデンウィークの時期にはウワミズザクラをはじめ、様々な木の花が楽しめるそう。「先日はじめて野鳥のツミを確認しました。営巣(えいそう)してくれるといいですね」。高橋さんもこの森の魅力に魅せられた一人だ。
40年ほど前、子育て環境にいいと考え川崎市から”森のすぐそば”に転居。森の恩恵をうけ、暮らしていた。
しかし、子育てがひと段落した頃、「荒れている」ことに気が付いた。2001年、市のボランティア講座に参加したことをきっかけに、保全に力を注ぐように。2006年、同団体を設立した。「このガイドブックで森に関心を持ってもらい、保全についてもわかってもらえれば」(高橋さん)
問い合わせは同法人事務局【携帯電話】090・4629・4843へ。
木もれびの森ガイドブック(発行:相模原市水みどり環境課・特定非営利法人相模原こもれび)より
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