南区相武台地域を拠点に絵本の読み聞かせなどを行っている市民団体「おはなしバスケット」が4月、2015年度子どもの読書活動優秀実践団体として文部科学大臣表彰を受賞した。5月8日に団体の会員が岡本実教育長を訪問し、受賞を報告した。
この表彰は、読書活動の推進に優れた実践を行っている学校・図書館・団体・個人に対し文科省が02年度から行っているもの。今年度は全国で235件が対象となり、県内からは3校3団体が受賞。市内からは同団体が唯一の選出となった。
同団体は、1979年に開館した市立相武台図書館分館(南区新磯野)の誘致活動を行っていた地域の主婦らを中心に、その翌年の80年に結成された。以来、同館で行われる定例おはなし会や、市内小学校・幼稚園・保育園での読み聞かせ活動などを実施。依頼があれば”出張”にも応じている。今回、その長年にわたる地域への貢献と、子どもの読書活動の普及啓発が評価された。8日には会員4人が教育長を訪問し、受賞や活動の様子を報告した。
「好きでやってきた」
定例おはなし会は8月を除いた毎月第1・3水曜日、午前・午後に1回ずつ実施。誰でも参加でき、読み聞かせのほか、絵本を使わずに話す素話(すばなし)、歌や遊びなどを行う。3月、7月、12月はここに、舞台から小道具まで会員手づくりの人形劇が加わった「大きなおはなし会」が開催される。
現在、会員は15人。80代から30代までと幅広い。結成時から在籍する橋村くみ子さん(74)は、「昔は今と違って楽しみの少ない時代。自分たちの子どものために、主婦同士が皆で何かできないかと始めた」と当時を振り返り、「自分たちで好きでやってきたことが続いて、結果的に評価された」と話した。
家庭用ゲーム機の普及など子どもの遊びが増えた昨今は、声をかけても会に参加してもらえないこともあり、「他の楽しみもあるので、折り合いが難しい」と橋村さんは話す。しかし、会に参加した親子連れや子どもたちが公園で遊びに行くなど、地域交流の場になっているという一面もある。「読み聞かせた子どもが中学生になった時、自分を覚えていてくれた」。代表の瀬戸ひとみさん(46)は活動に参加する喜びを語った。
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