相模原市選挙管理委員会が市議選南区選挙区の一部票を開披再点検した結果、自身の当選を無効とした決定を不服として、小林丈人氏(43)が6月10日、神奈川県選挙管理委員会に審査申立書を提出した。県選管は同日に申立書を受理。8月9日までに認容か棄却かの裁定を行う予定。
開披再点検は一票差で次点となった大槻和弘氏(59)からの異議申立を受けて、南区選管をのぞく市選管の職員が5月20日に実施。無効票の束の中から大槻氏の有効票と見られる1票が見つかり、市選管は両氏の当落を逆転させる決定を下していた。
小林氏は「開披再点検の結果、次点候補者の有効投票とみられる1票が発見されたが、『大つき』とはっきり読めるものであり、開票作業時に無効票に分類されるとは考えられない。二重、三重のチェックをくぐり抜けるとは思えず、開票作業後に潜り込ませたと考えるのが自然」と審査申立の理由を述べた。
また、白票が新たに8票見つかったことも「あまりに不自然すぎる」として、県選管に対し全票開票と保管されている残票の確認、点検の際に今回見つかった有効票が無効票とされた経緯の解明、開票作業の再現などを求めている。
4月12日投開票の市議選で小林氏は3304票で最下位当選、次点の大槻氏は3303・339票(あん分票含む)だった。
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