国際ロータリー第2780地区ガバナーに就任した 大谷 新一郎さん 鵜野森在住 68歳
変化を恐れず、前進
○…横浜、川崎を除く神奈川県内のロータリークラブ(RC)が所属する国際ロータリー第2780地区。今年新たに相模原ニューシティRCを迎え、66クラブおよそ2400人となった地区会員を1年間率いていく重責を担う。ガバナー就任にあたり、アメリカ・サンディエゴに研修のため1週間滞在。各国の会員から刺激を受けた。「世界規模の奉仕団体であることを再認識した。先輩からの教えを大切にしながら、職責を果たしていきたい」
○…石油製品を販売する「株式会社三友」を父親が創立した。自身は他業種を経験した後に、父の誘いもあり36歳で入社。同時に社長に就いた。翌年、相模原南RCに入会。「まずは自分の街から良くしていきたい」。そんな奉仕の思いからだった。そのルーツは、早稲田大学時代に所属した公認サークル「思惟の森の会」。岩手県田野畑村を年3回訪れ、約1カ月間、山での育林作業に従事し、地域交流などを楽しんだ。「当時の移動手段は夜行列車。大変だったけど、誰かの役に立てるのは嬉しかった」と苦笑しながらも懐かしむ。
○…長男、長女は結婚し家を出ているが、テラスでのバーベキューには全員が集まるなど、家族のつながりは強い。同居する次男はソムリエの資格を持ち、自宅のリビングにはワインセラーも。「息子の能書きを聞きながら、ワインを飲むこと」が毎晩の楽しみだ。10年以上スポーツジムに通っているが、多忙になり最近では週1日が精一杯。それでも「意地でも正会員でいようと思って」と笑う。
○…地区ガバナーとして会員の増強が最重点の目標。特に女性と若者に熱視線を送る。さらにはポリオ撲滅、認知度の向上なども見据える。9月には相模大野で地区大会を開催。準備に追われながらも目線は高い。「会員の増強というよりも、仲間や同じ気持ちを持つ人を増やしていくこと。自分にとっては人とのつながりが財産ですから」
|
|
|
|
|
|
|
<PR>