J3リーグは現在、8位から13位までが同じ勝ち点で並ぶ団子状態。三浦文丈新監督率いるSC相模原は13位で、混戦からなかなか抜け出せずにいる。今季新加入し、キャプテンを任された富澤清太郎(37)は、「攻守の完成度がまだまだで、それが結果に表れている」と冷静に振り返る。
今季SCが掲げるのは、ボールを保持しながら相手ゴールを脅かす「ポゼッションサッカー」。それを体現したのが第5節、アウェーのロアッソ熊本戦。「ボールを持つだけでなく相手を崩し、守備の面でも何度も奪い返してゴールにつなげられた。結果、力あるチームに完勝できた」と振り返る。一方で、悔しい敗戦も喫した。自分たちのスタイルが徐々に浸透しはじめていた第8節のAC長野パルセイロ戦。得意のポゼッションが封じられ、守備の緩さも目立ち、内容で圧倒された。「必要なのはチームとして攻守両面を意識すること。人間は、何かに自信がつくと何かを忘れがちになるもの。でも、めざすスタイルは明確に提示されているので、心を真ん中に置いて冷静にやっていきたい」と話す。
「一戦一戦」集中
再開後の初戦はカターレ富山。富澤は、「富山はGKからボールを丁寧に動かすという印象。映像を分析して準備を整えたい」と意気込む。上位浮上へ「最終節まで一戦一戦集中して戦い抜くことが大切。後半戦も頑張ります」と力強く語った。
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