相模原市南区出身の囲碁棋士・芝野虎丸さん(19)が10月7日・8日に行われた第44期名人戦7番勝負第5局に勝ち、張栩名人との対戦成績を4勝1敗として初挑戦ながら名人を奪取した。19歳11カ月での7大タイトル獲得は、2009年に井山裕太四冠が達成した20歳4カ月を10年ぶりに塗り替える最年少記録となった。
虎丸さんは1999年11月生まれ。囲碁漫画『ヒカルの碁』のファンだった父の影響で、兄・龍之介さん(21)と一緒に囲碁を始めた。その後、多くの一流棋士を輩出する東京都の洪道場に入門。努力を重ね、腕を磨いた。
鶴園小学校、谷口中学校を卒業後、2014年に初段となりプロ入り。その後も順調に昇段を続け、翌15年に二段、16年には三段となった。
17年7月、第26期竜星戦で優勝して全員参加棋戦のタイトルを史上最短(2年11カ月)で獲得。同じく史上最短で七段昇段を果たした。同年には史上最年少で本因坊戦リーグ入り(17歳9カ月)・名人戦リーグ入り(17歳11カ月)を達成。第42期新人戦でも優勝を果たすなど、目覚ましい活躍を見せた。
そして今年8月、河野臨九段との挑戦者決定プレーオフを制して第44期名人戦の挑戦権を史上最速で獲得。張名人との挑戦手合七番勝負は、第1局こそ敗れたものの、2局目から4連勝を飾り、史上初となる「10代の名人」が誕生した。さらに10月9日付で九段に昇段。こちらも史上最短の記録となった。
自身もプロ棋士で、虎丸さんとの共著もある兄の龍之介さんは「弟が名人になってとても嬉しい。これからも虎丸が周囲を驚かせてくれるような活躍をしてくれることを期待している」と話した。
虎丸さんも龍之介さんを通じて「名人になったことについては、昔から見てきたタイトルの一つなので、自分が名人というのは不思議な気持ちです。今後も今までと変わりなく、一局一局頑張りたいです」とコメントを寄せた。
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