相模原市発達障害支援センターではこのほど、発達障害児の視線の動きを可視化し、一人ひとりの特性を測定することができる「視線計測装置」を県内で初めて導入した。視線を追うことによって社会性の発達の程度や興味関心などの目安を知ることができ、適切な療育を行うのに有効とされる。同センターの担当者は「子どもを客観的に理解し、その子にあった生活環境づくりのきっかけになれば」と話している。
興味を推測
導入した装置は大阪大学大学院らが監修して開発した「かおTV」。発達障害児を保護者の膝の上に座らせた状態で測定できるもので、人や図形、モノなどが同時に現れる映像を流し、その間、発達障害児が視線を送る先を内蔵カメラで追うことで、興味関心の目安を測定する。
発達障害は2005年に「発達障害者支援法」が施行されたことなどを機に、近年認知が進んできており、市でも、民間が運営を担う児童発達支援センターを各区に整備するなど発達障害児の支援体制に力を入れてきた。ただ、支援にあたり、保護者の経験や主観だけでは発達障害児の興味や感情を推測しにくく、そうした要因で悩みを募らせ、孤立してしまう保護者が多いといった課題も抱えていた。
子育ての安心に
そこで、保護者支援の一環として子どもの興味を客観的に測定し、一人ひとりに合った療育につなげるため、同装置を試験的に導入。まず昨年1年間、乳幼児期の発達障害児約40人に試験利用を実施。保護者からの「子どもが見ている世界が分かってよかった」といった声などを踏まえ、発達障害支援センターでも、子どもの特性への理解が深まることや、子育て上での安心感につながるといった保護者支援として同装置が有効だと判断し、本格導入を決めた。
その後、市は児童発達支援センターを利用する保護者を対象とした子育て講座の中で同装置の利用法などを説明。興味を示した保護者が多かったため、11月中旬から未就学児を対象に順次利用することとなった。担当者は「測定でまず子どもを客観的に知ることが大切。担任の先生とも結果を共有し、一人ひとりに合った生活環境を整えられたら」と話している。
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