食べ物を噛む力、飲み込む力といった口腔機能の衰えを指す「オーラルフレイル」の予防に向け、相模台第2地区の地域づくり部会(中村明部会長)が独自の取り組みを行っている。9月からは、市歯科医師会の協力を得て作成した映像を使用し、高齢者が集まる場で本格的に啓発活動を始めた。今後、各地区に活動の輪を広げていきたい考えだ。
口腔機能の低下は栄養不足など全身の健康に影響し、将来的な要介護リスクを引き上げることから、早期の予防が重要といわれている。
市は2016年度の「高齢者等実態調査」において、口腔機能に関するアンケートを実施。「半年前より固いものが食べにくくなった」「お茶や汁物でむせることがある」「口の渇きが気になる」の3項目のうち、相模台第2地区の2割以上の人が2点以上の「高リスク」に該当した。
講義を映像化
これを受け、高齢者支援を担う地域づくり部会は昨年12月、市歯科医師会に啓発方法を相談。高齢者歯科診療担当の田中雄一郎医師が協力し、まずは部会員や地域のケアマネージャー向けに講義を行った。その後、地域住民を対象とした映像の作成が発案され、講義を約15分にまとめた啓発用DVDを作成した。
部会は9月からDVD鑑賞、問診票での口腔機能チェック、口腔体操をセットにした約30分の啓発活動を高齢者サロン等で行っている。口腔健康の重要性を学び、舌を動かす体操で唾液の分泌を促す。11月は「オーラルフレイル予防強化月間」とし、掲示板や自治会の回覧板でPR。「相模台に限らず、様々な地区で啓発していきたい」と担当者は話している。問合せは相模台第2高齢者支援センター【電話】042・741・6665へ。
市も啓発へ取り組み
高齢者の筋力向上を目的とする「いきいき百歳体操」を推進する市地域包括ケア推進課も、「筋力を維持するには食べることが大事」との観点から、DVD「いきいき百歳おくちの体操」を今年作成した。百歳体操の実施に併せて上映されている。問合せは地域包括ケア推進課【電話】042・769・9231へ。
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