市立緑台小学校(新磯野)に通う林紗月さん(1年)が先月、近くにある大坂台公園でピンク色のバッタを発見した。普段から昆虫を捕まえに行っている紗月さんは、珍しい色をしたバッタだと思い、父親の将嗣さんに伝えて写真を撮ってもらったという。
捕まえた昆虫はいつも逃がしているという紗月さんは「家で飼っているよりも繁殖して、ピンク色のバッタが増えてほしいと思った」と話す。実際、「年上の男の子が持って行ってしまいそうになったのを、逃がしてほしいと必死で伝えていた」と将嗣さんは振り返る。
物心が付いた頃には、虫を捕まえるのが好きだった紗月さんは公園や河原に出かけてはヤモリ、セミ、アリ、かまきりなどを捕まえて楽しんでいる。普段はバレエやスイミングを習っており、瞬発力の良さから虫を捕まえるのが得意だという。
虫を捕まえては逃がす紗月さんに、父親の将嗣さんは「いつも自然にふれて育ってほしいと思っている。命の尊さを学ぶきっかけになれば」と話していた。