相模原市は11月30日、昨年9月に閉店した伊勢丹相模原店(相模大野)の跡地について、事業主の野村不動産が提出した環境影響評価方法書を、市の縦覧手続きに基づき公表した。同方法書によると高さ約170メートル、地上45階の高層施設建設が計画されている。
(仮称)相模大野4丁目計画と題された同事業は、南区相模大野にある旧伊勢丹相模原店を取り壊し、跡地に複合施設を建設するもの。敷地面積は約1万187平方メートル。地下3階・地上45 階、高さ約170メートルの高層棟と、地下3階・地上2 階、高さ約15メートルの低層棟の建設が計画されている。
高層棟は1〜2階に商業施設と地域貢献施設が入り、3階以上が共同住宅。低層棟は地下3階から地上1階までが駐車場で、地上2階に商業・地域貢献施設を設ける。新たな建物の延べ床面積は8万5千平方メートル。
また、既設のペデストリアンデッキと相模女子大学グリーンホール歩行者専用デッキをつなぐ公共歩廊デッキを新設する計画も盛り込まれた。これは現状、相模大野駅から相模女子大学グリーンホール方面への歩行者経路の利便性が悪い点や、大野南地区まちづくり会議においても「動線確保のためデッキ等を先行整備し、市民生活への影響を最小限に抑える」ことが課題としてあげられたことを受けてのもの。
工事期間は2021年11月から25年5月まで、供用開始は25年5月を予定している。
伊勢丹跡地 事業計画地元で説明会も地域の魅力アップに
計画の発表を受けて、地元・相模大野駅周辺商店会連合会会長で大野南地区まちづくり会議のメンバーでもある中田克己さんは、「高層マンションの建設によって外から入ってくる人が増えれば、大野の街の活気につながるはず」と前向きに捉えている。ただし、伊勢丹跡地に隣接する相模大野中央公園の整備や、立体駐車場の新たな利活用も必要とし、「オープンする25年5月までに子どもの遊び場を作ったり、街全体の魅力アップが図れるよう、地元としても尽力していきたいし、市にも協力をいただきたい」と訴えた。
「(仮称)相模大野4丁目計画」環境影響評価方法書は市ホームページや相模大野図書館、南区役所の行政資料コーナーなどで21年1月4日(月)まで公開。環境保全の見地から同日まで意見書の提出を受け付ける。
事業者による方法書説明会は、12月16日(水)の午後7時から8時30分まで、12月19日(土)午前10時から11時30分までの2回開催される予定。会場は相模女子大学グリーンホールの大ホール。内容は両回とも同様となる。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>
求人特集sponsored by 求人ボックス
| |
| |
配送補助「ドライバーアシスタント」/昨年1年間の採用人数は、なんと""1729名""!10代/20代/30代/40代/50代まで幅広い年齢の方を採用しております。働き方も、採用した方の希望でOK!「スポット」「短期株式会社アットライン 相模原市 南区 時給1,200円~ 派遣社員 | |