2020年12月に設置され、好評を博した相模大野駅の「ステーションピアノ」が、この春に再びお目見えする。今回は相模大野ステーションスクエアに設置される春の桜装飾と一体化したアート作品となっており、前回と同じく希望者が演奏することができる。
この企画は、南区と(株)小田急SCデベロップメント(東京都新宿区)が共同で実施する。ピアノの周りの装飾は麻溝台にある女子美術大学の学生が「春に様々な一歩を踏み出す人を応援したい」とのメッセージを込めて考案。「Hop Step Jump」をテーマに、桜の装飾周辺でうさぎたちが春の訪れを祝う準備をしている様子を、オブジェなどを用いて可愛らしく手掛けた。(公財)相模原市まち・みどり公社も協力し、同公社が育てたマリーゴールドが春らしく全体を彩る役割を担う。
ピアノは前回と同じく、緑区藤野にある藤野中学校で長い間活躍してきた思い出深いグランドピアノが使用される。
エールを込めて
同事業は、コロナ禍の自粛により、思い描いた学生生活を送ることができずに卒業を迎えた学生や、進学や就職など新しい環境へ踏み出す人々へ、祝福やエールを込めた音色を奏でてもらうことが目的。また、相模原市の南の玄関口である相模大野駅周辺エリアのイメージアップも図る。
ピアノが設置されるのは同施設のエントランス前アトリウム広場。期間は3月9日(水)から22日(火)までで、利用可能時間は正午から午後6時となる。演奏希望者には当日11時30分から会場で整理券を配布。マスクの着用や手指の消毒、検温、演奏者登録カードへの記入などが必要となる。整理券は配布当日のみ有効。南区役所地域振興課では「感染症対策を徹底しながら、多くの人に想いを込めた音色を奏でてほしい」と話している。問合せは同課【電話】042・749・2135へ。
さがみはら南区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|