2022年3月末をもって消防団を引退した団長経験者に対し、神奈川県から感謝状が贈られた。相模原市内からは南方面隊長の村上鉄弥さん(53・相模大野)ら4人が表彰された。
南方面隊は南区の4分団を統括、方面隊長は4分団から推薦され就任する。
村上さんは父が創業した内装工事などを手掛ける(有)村上保全の2代目。消防団には22歳の頃、同業で年代の近い知人に誘われ入団した。消防団は「利害関係なしに色々な人と出会える貴重な場」だったという。出動は突然のため「小さい子どもを置いて出かけたり、夜中寝ていても出動要請がかかる」など大変な面もあった。それでも「地域の役に立っている」意識が責任を全うさせた。
分団長などを歴任後、方面隊長として3期6年務め、およそ30年を節目にこのほど引退となった。消防団は高齢化などもあり団員不足が悩ましいところ。これまでは地域のお祭りや自治会の集まりの場でPRをしていたが、コロナ禍でそれも中々難しい現状。後を託す方面隊長には「全体を見て、無理せずやって欲しい」とエールを送った。
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