7月10日に投開票が行われた参議院議員選挙。神奈川選挙区は自民党の現職・三原じゅん子氏(57)がトップ当選。日本維新の会の元職・松沢成文氏(64)、公明党の現職・三浦信祐氏(47)、自民党の元職・浅尾慶一郎氏(58)、立憲民主党の新人・水野素子氏(52)までの5人が議席を確保した。
トップ当選の三原氏は「子どもに投資し、子育て中の若いお父さんやお母さんの負担を軽減したい」と述べた。昨年横浜市長選出馬のため辞職した松沢氏は「勝利を機に本物の改革保守政党を日本につくりたい」と意欲を示した。2期連続当選の三浦氏は「改めて現場や生活者の声を政治に反映していく重要性を感じた。がん対策にも注力したい」とした。5年ぶり国政復帰の浅尾氏は「選挙戦で訴えた何度でもチャンスのある社会の実現に向け頑張っていく」とした。選挙区で全国最後の当選者となった水野氏の任期は3年。「国際法の専門家として平和構築に取り組みたい」と語った。
寺崎氏及ばず
市内中央区選出の元県議で立憲民主党新人の寺崎雄介氏(50)は21万票余を獲得したものの議席には届かなかった。厳しい結果に寺崎氏は「私自身の不徳の致すところ」と述べ、頭を下げた。今後については「政府与党と対峙できる政党は立憲民主党しかないと思っている。皆さまと一緒に良い政党にしていけるよう頑張っていきたい」と語るにとどまった。
なお相模原市での得票も三原氏がトップ。以下三浦氏、松沢氏、寺崎氏、浅尾氏と続いた。投票率は3年前に50%を割り込んだ神奈川県、相模原市共に増加した。
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