相模女子大学で幼稚部から大学までが参加する学園祭「相生祭」が11月3・4日、3年ぶりに対面で開催される。リアル開催の「相生祭」経験者がいない高等部では、2年生中心の運営委員会が地域との交流を深めながら開催に向け、準備を進めている。
相生祭は同大のキャンパスをメイン会場に、大学生が中心となり地域物産展やパレード、フィナーレの打上げ花火等が有名な相模大野周辺の一大イベント。地域との交流はもちろん学内のコラボレーションも盛んで、学園の雰囲気が味わえることでも知られている。
しかし新型コロナウイルスの影響で一昨年は早々に中止に。高等部は「白木祭」と名付けた代替企画で、ホームページでの動画配信やクラウドファンディングで支援を募り、打ち上げ花火を実施した。昨年は直前の緊急事態宣言を受け、急きょオンラインでの開催となっていた。
商店街が協力園児らも招待
高等部は2年生が中心となり運営委員会を組織。これまでは2年生が飲食の出店、1年生がゲームやワークショップなどを企画してきた。
今年はコロナの感染リスクを考慮し、学園内で生徒自身の調理を取りやめ。代わりに地元の商店街にコラボを相談。女子大通り商店街の飲食店を中心に協力が実現し、2年生の10クラスはそれぞれ打合せを重ねた。
2年1組では「サンドイッチ&コーヒー ミー・ミー」とコラボ。相生祭限定商品を販売する。オーナーの小山知美さんは「話をもらいぜひやってみたいと思った。誰かが考えた商品を作るのも店外で売るのも初めて」とコラボを喜ぶ。同クラス担任の山田由紀さんは「小山さんの姿は社会で働くロールモデルとして生徒たちに大きな刺激になる」と感謝した。
運営委員長の今野万凛さんは、昨年も運営委員に名を連ねた。「今年は対面でできるので、来場者はもちろん参加者全員が楽しめる相生祭にできれば」と胸を高鳴らせる。4日には近隣の保育園児を招待。「コロナ前」以上に地元地域とのつながりを深める。
相生祭にはミーミーの他「昌龍飯店」「カフェツムリ」「スポーツレストランバークラス」「ネパール料理アニタ」「丸十ムラタパン」「ワッフルシャッフル」「イタリア食堂ファゴット」「からあげ専門店すごいっ手羽」「お好み焼きまるう」が協力する。
なお相生祭参加には当日受付を含め事前申込みが必要。
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