相模原市
リユース箱設置
ブックオフと連携
11月21日
相模原市が地域の中の子どもの居場所として設置を勧める「子ども食堂」や「無料学習支援(塾)」などの取組。10月には西大沼2丁目自治会で自治会館を解放し、新たに大野台小・中学区に無料学習支援「こもれび塾」が立ち上がった。
「こもれび塾」は支援教育支援員として市内の小中学校に勤務する高橋ゆかりさんが「夏休みを挟むと学力が落ちてしまう児童が多い」という経験から発足した。「市内の児童クラブは小学3年生までのため、4年生以上はいわゆる『鍵っ子』になる可能性がある。勉強を見つつ、地域の子どもたちの居場所を提供できれば」と高橋さんは話す。
高橋さんの思いに地元の自治会が応えた。自治会の藤谷拓雄会長は「子どもたちのためなら」と週1回の無料塾に合わせ、西大沼2丁目の自治会館を無料で開放することを約束。さらに同じ西大沼在住で町田市の中学校で教員を務めていた平戸孝幸さんも協力を申し出た。
自治会では高橋さん手作りのチラシを回覧。さらには藤谷会長が自ら本箱を制作し、市こども・若者支援課から借りた教科書やノートを揃えるなど準備を整える。
自治会は高齢化に加えコロナ禍で事業が減少傾向。それだけに「子どもの頃から自治会に触れる機会が増えれば」との思いが後押ししている。
「こもれび塾」は毎週金曜日、学校が終わった夕方4時から5時の1時間が『開講日』。定員は10人で事前エントリー制。個別対応などの相談にも応じている。問合せは高橋さん【携帯電話】090・3069・2835、平戸さん【携帯電話】090・8648・0293。
市内の取組み一覧に
「子ども食堂」や「無料学習支援(塾)」など市内の「子どもの居場所づくり」に関する取り組みについてはポータルサイトhttps://www.sagami-portal.com/city/kodomo-ibasyo/で確認できる。問合せは子どもの居場所づくり総合相談窓口【電話】042・786・6181。