世界らん展2023のフラワーデザイン部門で最優秀賞を受賞した 植松 崇さん 東林間在住 46歳
「蘭ウェイ」で笑って
○…花々が両サイドの観客に顔を向け、手を振って歩いているように見える作品は、文字通り「花道」。ランウェイの様。さらには表舞台を支える裏方までを表現し、見事最優秀賞を射止めた。世界らん展開催中の1週間は、デザイン性を保つための水分補給など、メンテナンスのために毎日のように会場を訪れ、作品同様、自らが裏方として作品を支えた。
○…作品は事前審査を通過したデッサン通りに作る。「途中で閃いても反映できないんですよ」と苦笑い。デッサン同様に見えるように、茎の太い花は途中で切って透明なストローに挿して活けたり、空中に浮かせたランウェイを支える針金の本数をギリギリまで少なくするなど工夫を凝らした。次の目標は4月の全国大会。テレビなどを見てくつろいでいる時も、本筋よりインテリアの家具や構図などに目が行き、思わずメモを取ってしまうという。休むことなく構想を練る日々が続く。
○…秦野市の生まれ。年長の頃、東林間に越してきた。サラリーマンだった父が幼馴染の勧めで始めたのが今の生花店。跡を継ぐつもりはなかったが、高校を卒業した後、父から「何もしないのなら修業に行け」と藤沢の生花店へ。そこはフラワーデザインを志望する若者が修業に集まる著名な店。4年の修業期間にフラワーデザインに関する国家資格を取得するなど、以来、わき目もふらずまっすぐ「花道」を歩いてきた。
○…「花は、無くても困らないが、あるのが普通と思っているので」とコロナ禍の厳しい業界の状況を振り返る。それでもリモートワークなど家で過ごす時間が増え、やすらぎや癒しを求め一輪挿しを買い求める人が増えるなど、新しい需要に期待も寄せる。
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