「いつ、どこで何があってもおかしくない。命を守るため、安全・安心意識の高揚を訴えたい」。南区新戸のカメラマン・時田まさよしさんは、そんな思いを「命シリーズ」として写真集にまとめている。1月には2016年に起きた新潟県糸魚川市で発生した大規模大火の様子を収めた写真集「命を守るために防災 糸魚川大火『魔』の強風」=写真上=を「防災の一助になれば」と市に寄贈した。
時田さんは、頻繁に氾濫していた目黒川沿いに住んでいたことが、防災に関心を持つ原点になったという。本格的に災害現場に赴き、撮影するようになったのは阪神大震災。被災地に物資を届けつつ「迷惑かけないよう」撮影に当たった。東日本大震災の様子は写真集に加え、市民ギャラリーで写真展も開催した。
近年頻発する自然災害。中でも地球温暖化に伴う災害を危惧する。「ロシアのウクライナ侵攻もさらなる温暖化を引き起こす恐れがあるのでは」と心配する。
東日本大震災から間もなく12年。時田さんは「自分達の命を守るため、防災に関心を持ち、常日頃家族などで話し合って欲しい」と語った。
時田さんの写真集は相模原市立図書館(中央区)で閲覧できる。
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