相模原市立大野南中学校の3年生が総合的な学習の時間に、廃棄される野菜や草花を利用し石けんを作っている。
実施しているのは、昨年度の2年4組の生徒たち35人。昨年度に総合学習のテーマとしてSDGsを掲げ、廃棄物を利用した企業との商品開発を試みていた。しかし費用面等で行き詰まり断念。
今年度は、自分たちでできることとして、新型コロナの影響で液体石けんに置き換わり大量に余っていた固形石けんに目をつけた。廃棄野菜・草花の色味を生かしたカラフルな『映える』石けん完成に向け、企画から製作、宣伝までを生徒が担っている。
1回使い切りサイズに
製造班や商品開発班、調達班など6つの班に分かれ活動している生徒たち。デザイン班が「大きな固形のままだと滑って落ちてしまったり使いづらいので、スライス石けんが流行っていることから、小さい丸い形にして瓶に詰めたらかわいいと思った」と、1回で使い切れるサイズに。
廃棄野菜や草花を集めるため奔走しているのは調達班だ。近隣スーパーや生花店に電話をかけ、廃棄物の提供を依頼。「責任を取れないから」と断られる店もあったが、5店舗から承諾を受けた。
4回目の製作となった6月21日には、製造班が慣れた手つきで作業を進めていた。固形石けんを細かく削り、お湯で溶かして液状に。そこに廃棄野菜や草花からとった汁を入れ、搾って出たカスから石けんを作っている。
製造班班長の平野菜笑さんは「最初は水分量の調節や、手で丸い形にするのが難しかった。丸い型を使うことで大量生産できるようになって良かったです」と笑顔を浮かべた。
校外向けに展開も
授業担当の竹腰育宏教諭は「まずは校内で使うことが目的ですが、たくさん作れたら校外にも出したい」と話す。SDGsを広めるため、商品開発班は石けんの新たな使い道としてバスボム製作に向け準備を進めるほか、調査班は校外で使ってくれそうな施設を探し、宣伝班は校内向けチラシの作成を行うなど精力的に活動。生徒らは「型さえあればいろんな形が作れる。固形石けんの使い道を提案して、SDGsへの関心を高めてもらえれば」と話した。
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